ウッズ復活気配65で首位タイ

 「ウィンダム選手権・第2日」(21日、セッジフィールドCC=パー70)

 タイガー・ウッズ(39)=米国=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの65で回り、通算11アンダーでトム・ホーギー(米国)と並んで首位に立った。116位から出た石川遼は6バーディー、2ボギーの66と巻き返し通算3アンダーの52位でぎりぎり予選を通過。11位スタートの松山英樹は73と崩れて2アンダーの71位で今季2度目の予選落ちを喫した。

 ついに本来の輝きを取り戻したのか。ウッズが65をマークしてリーダーズボードのトップに躍り出た。首位で第3ラウンドに進むのは、前回優勝した2013年のブリヂストン招待以来2年ぶり。「初日(64)ほどの調子ではないが、スコアには満足している」と笑みがこぼれた。

 「ゴー、タイガー」の歓声が飛ぶ中、「変わらずアイアンは良かった」と3番で2メートル、8番では1・5メートルにつけてスコアを伸ばした。最大の見せ場はパー5の15番。残り228ヤードの第2打を3番アイアンでピン左奥3メートルへ運ぶと、イーグルパットを沈め、ギャラリーを熱狂させた。

 今季ツアーではマスターズの17位が最高。前週までの出場10戦で3度の80台を含めたびたび大たたきがあり、メジャーは3戦続けて予選落ち中と不振を極める。ツアー通算80勝目へ期待は高まってきたが、ウッズは「まだ2日残っている」と気を緩めなかった。

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