朴仁妃がソレンスタムに並ぶ3連覇

 「全米女子プロ選手権・最終日」(14日、ウェストチェスターCC=パー73)

 首位から出た朴仁妃(パク・インビ、26)=韓国=が68で回って通算19アンダーにし、2003~05年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に並ぶ大会3連覇を飾った。メジャー通算6勝目。米ツアーでは今季3勝で通算15勝目。この優勝により世界ランク1位に20週ぶりに返り咲いた。

 22歳のルーキー、金世煐(キム・セヨン)との韓国勢新旧対決を制し、朴仁妃が3連覇を達成した。18番でウイニングパットを沈め、キャディー、そして昨季後に結婚したコーチでもある夫と抱擁。祝福の水シャワーを浴び、夫と手をつないでギャラリーの歓声にこたえた。 1打差に迫られた9番。金世煐がダブルボギーをたたき、朴がバーディーを決めて再び突き放すと、後半はミスのないプレーで付け入るすきを与えなかった。通算19アンダーは大会史上最多アンダータイだった。 「3連覇できるとは思っていなかった。アニカと同じところに名前を刻めて、こんなにうれしいことはない」と満面の笑み。メジャー通算6勝は韓国女子ゴルフ隆盛の先駆けとなった朴セリを超えた。「でも、まだ彼女の勝利数(米ツアー25勝)には届いていない」と先輩への敬意を忘れない。次の標的はまだ勝っていない全英女子オープン(7月30日開幕)を挙げた。

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