不動の松山「自分は自分でしかない」

 「マスターズ・第1日」(9日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 今季最初のメジャー大会が9日、開幕した。日本人で唯一出場の松山英樹(23)=LEXUS=は開幕前日の8日、インコース9ホールのラウンドと練習場でのショット、パット練習で最後の仕上げを行った。タイガー・ウッズ(39)=米国=は、これが最後の出場となる大会2勝のレジェンド、ベン・クレンショーとの練習ラウンドや、パー3コンテスト出場で英気を養った。

 松山は静かに、戦う準備を整えてきた。最終調整となった8日は“朝イチ”の組でアウトコース9ホールの練習ラウンド。バンカーや、1クッションさせてグリーンに乗せる寄せ、パッティングなど、想定されるプレーを繰り返し確認した。

 その後は練習場でパター、アプローチ、ショットをこなし、昼すぎにはコースを後にした。

 コースについては「例えば12番(池越えのパー3)のように、以前は考えずに打てたのに、知れば知るほど難しくなることもある」と、隅々までを熟知するよりも、試合での感覚の大切さを強調する。

 今季は11試合に出場し既にトップ5入りが、フェニックスオープンの2位を含め4度ある。今大会への期待も高まるばかりだが「自分は自分でしかないです」と、周囲の反応に左右されないメンタルが、頼もしく映る。

 「『やってやるぞ』というものはない。いつもの試合と変わらない気持ち。それがいいか、悪いかは結果が出て分かるでしょう」。自然体で、平常心を貫いた先の栄光へ向かい、歩み始める。

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