藤田ラッキー奪首 勇太“珍アシスト”

 「三井住友VISA太平洋マスターズ・第2日」(14日、太平洋クラブ御殿場C=パー72)

 賞金王争い2位に付ける藤田寛之(45)=葛城GC=が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り通算8アンダーで単独首位に立った。最終18番、12メートルのイーグルパットが、同組でプレーしていた池田勇太(28)のボールマーカーに当たりカップイン。幸運を味方に今季4勝目を狙う。今年のマスターズ覇者、バッバ・ワトソン(36)=米国=が1打差の2位。石川遼(23)=CASIO=は通算4オーバーの60位でぎりぎり予選を通過した。

 まさかの表情で藤田は両手を天に広げた。最終18番パー5。12メートルのイーグルパットは2段グリーンを上り、右へ切れると読んだが、思ったよりも曲がらず左へ。ところが、ここで同組の池田のボールマーカーに当たり軌道修正。ボールはカップの真ん中からきれいに吸い込まれた。

 「コツっとはじかれて入る方向に変わった。今までに経験ない」。アシストした池田に駆け寄りグータッチ。「後で待ってます」とご褒美をねだられた。

 幸運の一打で通算8アンダーに伸ばしB・ワトソンを逆転し、単独首位に立った。3日目は世界ランク3位の飛ばし屋と最終組でプレーする。同組は10年全米プロ以来で、当時を「130ヤード置いていかれた」と、苦笑いで振り返った。

 10月の日本オープンでは世界ランク2位のA・スコット(豪)と同組で回った。「メジャーに行ってた頃のチャレンジスピリットを思い出させてくれる。参考にはならないけど肌で世界基準を感じたい」と興奮。小田孔が予選落ちし優勝なら賞金王トップは入れ替わるとあって逆転の優勝賞金3000万円に照準を合わせた。

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