ベテラン細川が4年ぶり首位スタート

 「日本ツアー選手権・森ビル杯・第1日」(19日、宍戸ヒルズCC=パー72)

 2005年大会覇者の細川和彦(43)=茨城GC=が6バーディー、1ボギーの67をマークし、10年のアジアパシフィックパナソニックオープン以来となる首位で発進した。近藤啓介、星野英正、谷原秀人、プラヤド・マークセン(タイ)、金亨成(韓国)の6人が首位に並んだ。日本プロ選手権で復活Vを果たした手嶋多一ら6人が1打差の7位につけた。

 まだ老け込むのは早い。細川がベテランのテクニックでツアー屈指の難コースを攻略した。後半10番パー5は残り217ヤードの第2打を4Iで2オンさせて楽々バーディー。16番パー3はグリーン奥から7ヤードを7Iでチップインバーディーを奪った。

 通算16季守った賞金シードを失い、今季は最終QT8位の資格で出場。5試合で予選通過なしだったが、05年に優勝したコースで4年ぶりの首位発進。「ここは14本のクラブをフルに使わないと攻められない。今日はうまくかみ合った」と、充実感を漂わせた。

 不振脱出は年齢による体力の衰えを認めることから始まった。今週アイアンのシャフト硬度をXから、少し柔らかいSXに替えたのもその表れで「年を取ると体が硬くなり、テークバックで肩の回りが浅くなる。柔らかいシャフトだと楽に振れて距離も伸びる」と好発進につなげた。

 45歳の手嶋の日本プロ優勝にも刺激を受けた。「テレビで見て勉強になった。僕もゴルフを簡単に考えていけばいいんだと思えるようになった」。ツアー8勝のベテランが勝ち方を思い出した。

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