松山3打差10位 初Vならず「残念」

 「クラウンプラザ招待・最終日」(25日、コロニアルCC=パー70)

 首位で出た松山英樹(22)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71と伸ばせず、通算6アンダーで10位に終わり、米ツアー初優勝はならなかった。世界ランキング1位のアダム・スコット(オーストラリア)とジェーソン・ダフナー(米国)が通算9アンダーで並び、プレーオフを制したスコットが今季初勝利、通算11勝目。優勝賞金115万2千ドル(約1億1750万円)を獲得した。

 米ツアーで初めての最終日最終組で回った松山だったが、序盤のミスで流れを手放して初優勝には届かなかった。「残念です」と話す表情には悔しさがにじみ出た。

 スタートホールで歯車が狂った。大きく深呼吸してから打った1番の第1打が左のバンカー。第3打は残り110ヤードで「自分では(ピンに)ついたと思った」というショットが奥11メートルに。「あんなにオーバーすると思わなかった。そこからショットが狂い始めた」。ショットの不安はパットにも影響し、2番は2メートルがカップに蹴られ、1メートルの返しも外してボギー。「自分で苦しい流れにしてしまった」と肩を落とした。

 致命傷となったのは9番パー4だった。第2打が目の前の木に当たり、3オンしたが10メートルから3パットでダブルボギー。続く10番でも3パットのボギーをたたいて、優勝争いから脱落した。

 必死の巻き返しを狙った15番で3メートルのバーディーパットが入らず天を仰いだ松山は「終わってみれば3打差。それが今の自分と勝つ人の違い。大事なところでのパットが入らなかった」と敗因を挙げ、「もっともっと練習したい」。重圧のかかった場面の“決定力”が課題に残った。

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