20年ジャパンの挑戦 7月にイングランド、11月にスコットランド&アイルランド戦

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)とラグビーW杯組織委員会は3日、都内で大会総括会見を行った。WRのビル・ボーモント会長(67)は日本が来年7月に国内でイングランドと2試合、11月にアイルランド、スコットランドと試合をすることをフライング気味に明かした。これを受けて日本協会も来年の国際試合の予定を発表。7月4、11日に国内でイングランド戦、11月に英国遠征し、14日にスコットランド戦、21日にアイルランド戦を行う。11月の2試合は日本がW杯1次リーグで勝った相手との再戦となる。

 未発表の予定をバラしてしまった。総括会見でボーモント会長は「7月の試合はイングランドが(日本に)来て2試合する。11月にはアイルランドとスコットランドと対戦する」と説明した。

 WRには国際的に競技力を上げるため、10カ国からなる強豪国「ティア1」と、日本などが属する「ティア2」が対戦する機会を増やす動きにある。会見でその話題となり、うっかり口を滑らした形となった。

 フライング発言を受けて、日本協会が対応。7月4、11日にイングランド代表戦。11月14日にスコットランド戦、同21日にアイルランド戦を海外で行うと急きょ発表した。

 W杯2位のイングランドは、かつて日本を率いたエディー・ジョーンズ監督が引き続き指揮する。神戸と大分で行うことが有力だ。そして秋の2試合は今大会で日本が1次リーグで勝利した相手との再戦となる。

 日本協会の森重隆会長(67)は「6試合か7試合やりたい」と発表4試合以外にも交渉中であることを示唆。「ティア1とやっていかないと強化につながっていかない。もっと練習しなきゃいけないとかフィジカルを強くしなきゃいけないとか、体験という意味で勝敗は別にして大切」と強豪国と対戦することの意義を強調した。

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