イングランド主将 ハカ「鶴翼の陣」の理由を説明「敬意を表す距離を保ちながら…」

 「ラグビーW杯・準決勝、イングランド19-7ニュージーランド」(26日、日産スタジアム)

 イングランド(C組1位)が、3連覇を目指したニュージーランド(B組1位)を破り、準優勝した2007年フランス大会以来4度目の決勝進出を決めた。11月2日の決勝(日産ス)で03年オーストラリア大会以来2度目の優勝を目指す。

 試合後、イングランドのCTBオーエン・ファレル主将がV字型に全選手が並んだ「ハカ対策」について語った。「自陣にいなければいけないことは分かっていたが、ただそこに立っているだけでは彼らが前に出てくる。私たちは彼らに敬意を表す距離を保ちながらも、一直線に並ぶのではなく、彼らを我々のところに来させたくはなかった」と説明。ファレル主将はハカの最中に不敵な笑みも浮かべていた。

 この試合、ニュージーランドは特別な試合にしか見せない「カパオパンゴ」を披露。先住民マオリの血を継ぐSHペレナラが先導役として気迫の儀式を演じた。準々決勝・アイルランド戦に続き2試合連続の「カパオパンゴ」で、イングランドにプレッシャーをかけようとした。

 これに対してイングランドは白色のウオームアップスーツを脱ぐことなく全選手がV字型に並んで応戦。一部の選手は主審に注意を受けながらも敵陣に踏み入り、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。

 ネット上ではV字のイングランドは「鶴翼の陣」、中央が張り出したオールブラックスは「魚鱗の陣」とも反応。両軍の陣形を見て「三方ケ原の戦いだ」との声もあがった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ラグビーW杯最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス