ラグビーW杯組織委が照明消えた問題で調査報告 豪-ウェールズ戦で発生

 ラグビーワールドカップ2019組織委員会は、9月29日に味の素スタジアムで開催されたオーストラリア-ウェールズ戦の後半に一部照明が消灯した事象についての調査報告を5日、発表した。

 試合の後半36分頃にスタジアムの一部照明が消灯。再点灯しないまま試合を終えた。これは組織委が大会運営のために設置した仮設分電盤の異常発熱というトラブルに起因しており、試合中ではあったが、安全確保のため当該分電盤への電力の供給を遮断した。そのため全体の照明の25%が消灯することとなったが、「消灯後も大会が規定するグラウンド上の明るさが確保できることから、試合はそのまま続行いたしました」と説明した。

 調査の結果、原因は仮設分電盤内のケーブル端子部分の単独不具合による発熱であったことが判明。既に、当該部品を交換し、改めて会場の電力チェックを行い、今後の試合運営に問題ないことが確認できているという。

 「今後は、このような事態が起きないよう、全ての会場の全システムを再チェックし、安全性の確認を行うと共に、通電時の継続的な監視員の配置、温度測定レーザー、熱画像カメラによる温度の定期点検を行い、万全の体制で試合を運営してまいります」と再発防止を誓った。

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