小平奈緒が悲願の金メダル! その人柄にも称賛集まる

 平昌五輪女子500㍍で日本のエース小平奈緒が金メダルを獲得した。レース後はライバルの李相花を慰めるなど、アスリートとしての振る舞いも絶賛されている。

公開日:2018.2.19

 小平が「サンファはいつも親切なんです。3年前にソウルのW杯で私が初優勝した時、すぐにオランダに戻らなきゃいけなかったんですけど、リンクから空港までのタクシーを呼んでくれて、お金も出してくれた。結果は悔しいはずなのに。真摯(しんし)に奈緒のためにという思いで。それがすごくうれしかった」。

思い出のタクシー代 小平と李相花 長く競い合った日韓エースの友情物語

 同世代でずっと世界のトップで競い合ってきた2人。日韓のお互いの家に招待するなど、絆はずっと深かった。リンクを離れ、親友に戻った2人は、ずっと笑い合っていた。

思い出のタクシー代 小平と李相花 長く競い合った日韓エースの友情物語

韓国メディアも称えた“王者の品格”

 韓国各紙は、刺激し合い、実力を高め合ってきた2人のライバルの“日韓の友情”を詳報。競技後の小平選手の態度について、“王者の品格”と称えた。

小平を韓国メディア称賛 李相花気遣う態度に「品格ある」

 小平は競技後、李選手に韓国語で「チャレッソ(よくやったね)」と声を掛けた。

小平を韓国メディア称賛 李相花気遣う態度に「品格ある」

 中央日報(電子版)は2人が「これがオリンピック」などと表現。李が小平に寄りかかるように抱き合う写真が、ネット上で「五輪の意味を伝える写真」と称賛されていると伝えた。

小平を韓国メディア称賛 李相花気遣う態度に「品格ある」

小平を支えた地元・長野の相沢病院 理事長「小平さんの生きざまが好き」

 2009年からサポートしているのが、所属先の相沢孝夫理事長(70)だ。無名の頃から支え続ける理由などを語った。小平の“所属企業”は病院だ。長野県松本市にある相沢病院は、10年バンクーバー五輪のシーズンが始まる2009年から、当時まだ無名だった小平を支え続けてきた。

小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由

 「長野の人が長野で五輪を目指したいと言っているのに、どうして長野の企業はできないの。みんなができないなら僕がやるよと」と。

小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由

 バンクーバー五輪団体追い抜きで銀メダルを獲得。メダルを持って小平は病棟を回った。「持っているパワーを伝えてくれて患者さんもすごく元気になったし、小平さんのファンになっちゃった」と理事長。ひたむきな小平の姿とその魅力は、自然と病院内で広がった。

小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由

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