日本人初の公認9秒台を出すのは誰だ?最速王を狙うスプリンターたち

23日から陸上日本選手権が始まる。何よりも注目なのは男子100㍍!日本一速い男は誰?9秒台は出るのか?アツい男子スプリンターの戦いに注目です。

公開日:2017.6.23

ケンブリッジ今季初戦で追い風参考9秒98 日本人2人目の電気計時9秒台

 「陸上・競技会」(15日、クレアモント)
 リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥(23)=ナイキ=が今季初戦となる100メートルに出場し、予選は5・1メートルの追い風参考記録ながら9秒98をマークした。日本選手では桐生に続いて2人目となる電気計時での大台突破。決勝は追い風4・4メートルの参考記録で10秒08だった。「9秒台が出たのは喜んでいい。状態が仕上がれば(公認される条件下でも)出せると思う」と手応えをつかんだ。

ケンブリッジ今季初戦で追い風参考9秒98 日本人2人目の電気計時9秒台

「調子は今季で一番いい」

ケンブリッジ、連覇狙う「調子は今季で一番いい」

 昨年のこの大会で初優勝したケンブリッジは「調子は今季で一番いいと思う。今年も優勝を目指したい」と連覇を狙う。
 桐生らとともに9秒台への期待もかかるが、「今回は勝ちにこだわりたい。しっかり勝てばタイムもついてくる」とあくまで照準は連覇に合わせる。並み居るライバルの存在も「刺激にもモチベーションにもなる。いい環境で競技ができていると思う」と言い、サバイバルを楽しんでいるようだった。

ケンブリッジ、連覇狙う「調子は今季で一番いい」

19歳サニブラウン・ハキーム 世界ユース2冠の大器

 今秋からフロリダ大に進学する予定の19歳。世界ユース短距離2冠、北京世界陸上200㍍で準決勝進出と大活躍したが、左太ももを痛めてリオデジャネイロ五輪出場を逃した。故障も癒え力強い走りで頂点を目指す。

怪物サニブラウン“ボルト超え”で2冠

ボルト超え2冠も「もっと大きなことを成し遂げたい」

 「陸上・世界ユース選手権」(19日・コロンビア・カリ)
 男子200メートル決勝が行われ、100メートルを制したガーナ人の父を持つサニブラウン・アブデル・ハキーム(16)=東京・城西高=が、03年大会のウサイン・ボルト(ジャマイカ)の20秒40を上回る20秒34の大会新記録をマークし、2冠を達成した。同タイムはユース世界歴代2位で、日本高校新記録。

怪物サニブラウン“ボルト超え”で2冠

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