横綱・稀勢の里フィーバー到来!白鵬ら先人の新横綱場所を振り返る

いよいよ春場所初日。日本出身力士19年ぶりの新横綱フィーバーの中、稀勢の里はどうなるのか。白鵬ら先輩横綱の初めての場所を振り返ってみよう。

公開日:2017.3.12

疲れが見えた13日目、琴欧州(右)に土俵外まで押し出されぼう然とする白鵬

 白鵬は朝青龍との結びの横綱対決で寄り切られ、11勝4敗で新横綱場所を終えた。
(中略) 一方的に先輩横綱に料理された。何もできないまま白鵬は土俵を割った。勝てば琴光喜が優勝決定戦に進めたため、地元ファンから声援を送られたが応えられず。新横綱は「疲れがあったのかもしれない」とつぶやいた。(デイリースポーツ2007年7月23日紙面より)

【03年春】新横綱いきなり一人横綱!朝青龍10勝5敗も千秋楽までV争い

新横綱いきなり一人横綱という状況で千秋楽まで優勝を争った朝青龍(左は闘牙、右は朝赤龍)

逆転Vを阻まれた朝青龍だが、「(千代大海の)突き押しが速かった」と潔く完敗を認めた。10勝5敗で終えた新横綱の場所を振り返り「前半の3番(3敗)は悔しい。80~90点の自信はあったけど、ギリギリ5割ぐらいだね」と自己採点。それでも最後は重圧から解放され「予想以上に大変だった。とにかく今は休みたいね」とホッとした表情だった。(デイリースポーツ2003年3月24日紙面より)

【99年名古屋】マルちゃん12勝で“準優勝”!部屋の後輩・出島の初Vお膳立て

新横綱場所で目標の12勝を挙げた武蔵丸。横綱の面目躍如で花マル!

支度部屋で出島初Vを見届けた武蔵丸が満面笑みを浮かべた。「オレは逆にプレッシャーかかったよ。勝たなアカンってな」と言うが、相撲内容は完璧。右の張り差しで曙の突進を受け止め、休まず攻めてすくい投げを決めた。部屋の後輩に優勝決定戦をお膳立てし、自身は新横綱場所で目標の12勝を達成。「準優勝だろ。来場所はオレ(が優勝)?ウン」と深くうなずいた。(デイリースポーツ1999年7月19日紙面より)

【98年名古屋】若乃花なんとか10勝…満身創痍のお兄ちゃん「気力だけ」

98年5月の昇進時の若乃花。新横綱場所はケガとの戦いだった

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