現役国立大生がバキバキボディで頂点 岡山大・森東が関西学生フィジーク優勝

 金メダルを手にした岡山大・森東選手
 ボディビルでも3位に輝いた岡山大・森東選手
 フロントポーズを決める岡山大・森東選手
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 関西学生メンズフィジーク選手権大会が15日、阪南大学GYCホールで開催され、岡山大の森東優選手(4年)が初優勝を果たした。

 鍛え上げられた大胸筋、広背筋で美しい逆三角形ボディを作り上げた。華麗なシルエットだけでなく、筋肉の厚みも十分。4年間の鍛錬の成果をステージ上で存分に披露した。1年時から大会に出場し、ようやく手にした金メダル。「今年ついに念願の優勝ができてうれしいです」と満面の笑みで頂点の味をかみしめた。

 岡山大のウェイトトレーニング部に所属。1990年創部で部員数97人を誇る大所帯の看板を背負ってステージに立った。同部はボディビルだけでなくパワーリフティング競技にも取り組んでおり、未経験の部員が多数を占める中で全日本学生パワーリフティング選手権大会で歴代最多14度の団体優勝。この日はバス2台で選手、コーチングスタッフ、応援を含む80人が会場に駆けつけた。

 森東選手は昨年4位に終わり、活動の中で仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら弱点部位であった背中のトレーニングに注力。「胸と肩と腕は元々強かったんですけど、アウトラインは弱い部分があった。そこを去年の冬に改善されたのが大きかった」。コーチに手厚いポージング指導を受けたことも成果につながった要因の一つ。個人競技ながらも団体競技として取り組む意識が強いウェイトトレーニング部の環境があったからこそ、肉体を進化させることができた。

 同日に行われた関西学生ボディビル選手権でも3位を獲得。9月末に行われる全日本学生選手権が同部の一員として臨む最後の大会となる。「後輩でボディメークを頑張っている子、入ってきて頑張っている子に微力ながらも貢献できたら」。4年間の努力が詰まった肉体を大舞台で輝かせ、後輩たちに魂を継承する。(デイリースポーツ・北村孝紀)

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