宮原 ミス響き4位「緊張した」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(11日、バルセロナ)

 2週間前のNHK杯を制してGP初優勝を飾った宮原知子(さとこ、17)=大阪・関大高=は、初出場となったGPファイナルで68・76点のSP4位発進。「6分間練習で緊張してしまい、流れや思い切りがちょっと足りず、公式練習ほどいいジャンプができなかった。得点はもう少し低いと思ったが、NHK杯で出した点数に近かったので良かったと思います」

 冒頭の3回転ルッツ+3回転トーループの連続ジャンプをはじめ、3つのジャンプは跳んだが、3回転フリップがエッジ違反と判定されてGOEでも1・30点も減点されてしまった。このミスが響いて得点を伸ばすことができなかった。

 シニア3年目でようやく仲間入りした世界トップ6の晴れ舞台。まだ末席に立っているという気持ちでいるようだが、ここからが正念場となる。

 「まだまだ技術面や表現面で足りないところはあるんですけど、でもやっとGPファイナルに出場できたので、自分への自信みたいなものは持とうと思いました」。17歳がさらなる飛躍を誓う大事な大会になりそうだ。

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