25年世界ジュニア選手権王者・中田璃士 首位発進も不満「目標は100点越えだった」 まさかのスピン0点に「びっくり」
「フィギュアスケート・GPシリーズ・カナダ大会」(30日、ケロウナ)
男子ショートプログラム(SP)は昨季の世界ジュニア選手権王者でGPデビューの中田璃士(18)=西武グループ=が2種類の4回転ジャンプを決め、92・64点で首位に立った。友野一希(28)=第一住建グループ=が85・31点で3位だった。ペアSPは柚木心結、トリスタン・テーラー組(カナダ)が55・78点で8位。
演技が終わると、中田は額に右手を当てて天を仰いだ。演技序盤に2度の4回転ジャンプに成功し、鮮烈なGPデビューを予感させた直後のスピンがまさかの「0点」。世界選手権4位の実績があるエイモズ(フランス)らを上回る首位発進にも「目標は100点超えだった。今は1位でもうれしくない」と満足はしなかった。
世界ジュニア選手権を2連覇した次世代のエース候補はスピンのミスは「びっくりした」。上体を低くした際にバランスを崩して氷上に手をつき、1点の減点もくらった。すぐに立て直し、会場を両手であおって始めた終盤のステップでは「めっちゃ盛り上がって楽しかった」と軽快な滑りで総合力の高さも示した。
海外開催では日本男子初となるGP初出場優勝へ前進。勝負のフリーへ「全部出し切る」と完全燃焼を誓った。
