坂本花織さん コーチ業は「やりがいめちゃくちゃある」 引退から約半年「現役は全然、恋しくない」
フィギュアスケート女子のミラノ・コルティナ冬季五輪銀メダリストで、昨季限りで現役を引退した坂本花織さん(26)が共同通信の取材に応じ、指導を始めた近況や今季のルール変更などについて語った。
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-3月の世界選手権で日本勢最多4度目の優勝を果たして引退し、半年以上が経過した。
「めまぐるしく、忙しい半年だった。(テレビ出演など)現役時代にはなかなかできなかった仕事も今はできる。そういうことをいっぱい経験している。現役は全然、恋しくない。もういい」
-コーチ業を始めた。
「やりがいはめちゃくちゃある。現役時代からコーチになったら言いたいなって思っていたことをだいぶ言えるようになった。それでジャンプが安定したり、跳べるようになったりするとこちらもうれしくなる。自立できる選手が育ってくれたらいい」
-選手を教える難しさはあるか。
「自分のことなら無理してでもここを乗り越えないといけないと追い込める。でも、第三者として選手へ言う時に、どこまで言っていいかが分からない。そのあんばいが難しすぎて探り中」
-今季から男女フリーのジャンプの要素が一つ減って六つになった。
「ジャンプが一つ減ったことに対する救済措置がほぼない。今までの自己ベスト更新が難しくなるのではないか。一方で(要素が減ることで技と技をつなぐ)振り付けを見せる時間がより増えて、表現面を示す演技点が重視されるという面ではいいのでは」
-引退して迎えた新シーズン、どんな気持ちで見ているのか。
「グランプリ(GP)シリーズが始まれば『その場に自分がいないんだな。こんな楽な気持ちで10~12月を過ごせるんだな』となると思う」
-それほどGP開幕前は苦しい時期か。
「追い込み時だから。もうそろそろまとめてこないといけない感じで、(中野園子先生らコーチ陣からは)わーわー言われるし」
-GPシリーズの女子で中心になる選手は。
「中井亜美ちゃんや島田麻央ちゃんは若い力ですごい勢いでいくと思うが、青木祐奈選手や渡辺倫果選手らの世代がシニアとして培ってきた経験を生かしきれるかも見どころ。中心になる選手が(シーズン中に次々)変わっていきそうな感じもする」
