エディーHC「日本を大会象徴するチームに」 27年ラグビーW杯まであと1年 世界レベルのSO3人目を探す【一問一答】

 ラグビーの2027年W杯オーストラリア大会は1日で開幕まで1年。日本代表は自国開催の19年以来、2大会ぶりの8強を狙う。15年W杯で南アフリカ代表からの金星を含む3勝に導いたエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(66)が開幕1年前の心境や抱負を語った。

  ◇  ◇

 -15年W杯の前と比べて、今の手応えは。

 「今回は非常に若いチームで、比較はできない。ただ、残り12カ月があっという間に過ぎることだけは覚えている。一日一日が大切になり、日々チームが成長できるようにしたい」

 -開幕まで1年。

 「緊張するが、それは良いことだ。そうでなければ、この仕事をするに値しない。間近に迫っていると感じるし、選手もより集中している」

 -W杯での目標は。

 「大会を象徴するような、最も印象に残るチームになることを目指す。ラグビーファンだけでなく、日本全体を盛り上げたい。苦しい状況にも屈することなく『超速ラグビー』を体現したい」

 -世界のトレンドをどう分析するか。

 「ブレークダウンが激しくなり、トップレベルでは簡単に球が出てこない。密集での技術がさらに重要になっている。滞空時間の長いキックをキャッチする技術も不可欠だ。日本のリーグワンは空中戦が少なく、強化しないといけない」

 -3連覇を狙う南アフリカの強さが際立つ。

 「19年から現在まで世界のラグビー界で圧倒的な力を見せている。堅守やキックによる空中戦に加え、好機で素早く球を展開できるようになった。それは日本も取り入れて強化できる分野だ」

 -司令塔のSOは昨年レギュラーの李承信が負傷離脱中に、21歳の伊藤龍を抜てきした。

 「世界レベルの2人がいるのは本当に素晴らしい。李承信はアキレス腱のけがから復帰に向かっている。伊藤も高いレベルで通用すると証明した。SOは3人いることが理想なので、これからも探したい」

 -5大会連続W杯出場を目指すFWリーチの存在は心強い。

 「状態が良くてメンバー入りに値するならば、リーチがその役割を担うだろう。既にやってくれていて、彼より優れた者はいない」

 ◆W杯オーストラリア大会 オーストラリアはニュージーランドと共催した1987年の第1回、2003年の第5回に続き3度目の開催。来年10月1日に開幕し、11月13日の決勝まで8会場で計52試合が行われる。参加チームは20から過去最多の24に増え、1次リーグは6組に分かれて実施。各組2位までと、3位の成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。日本はサモア、フランス、米国とのE組に入った。

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