元鶴竜の音羽山親方 初めて入門時から育てた新十両誕生「素直にうれしい」竜鳳は「人として力士として尊敬」【大相撲】
日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開いた。旭富士(24)=本名バトツェツェゲ・オチルサイハン、モンゴル出身、伊勢ケ浜=と元中学横綱の竜鳳(19)=本名・西村和真、京都出身、音羽山=の新十両昇進を決めた。
竜鳳は10代、所要8場所でのスピード出世。「素直にうれしい。親方の言うことを聞いて稽古したのが身になった。今年中に、10代で関取になるのが目標でした」。秋場所は東幕下4枚目で4勝。入門時から勝ち越しを続け、最後は番付運にも恵まれた。
師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)にとって、大関霧島は陸奥部屋から転籍したため、入門時から育てた弟子では初めて関取が誕生。「素直にうれしい。早く序ノ口から育てて関取に上げたい気持ちは常に持っていた」と喜んだ。
元中学横綱の逸材。親方は「センスもいいですし、部屋に来た時からすぐには上がるだろうと思っていた。タッパ(身長)があまりないが器用」と評価。四つに組みたがる点には「これからほとんどの人が大きい。『中に入っていく相撲を目指しなさい』とよく言ってます」と語った。
弟子の内面を「何より相撲に対する気持ちが良い。率先して稽古をやる。10代の子どもっぽさもあるが、これから大人になっていくわけだから、勉強して、相撲だけじゃなくて、私生活もそういう風にやっていければいいんじゃないかな」と語った。「先輩たちがいる中で自分が後輩で上がった。私もそうだったが、先輩を立てて、自分がどれだけ偉くなっても、先輩は先輩。それは人として間違っちゃいけない。そういうところに気をつけながら」と気を引き締めた。
竜鳳は「親方のような人になりたいと思ってこの部屋に入った。親方の言うことを素直に聞いて、率先してやっていけたら」と呼応。「人としても力士としても、全てにおいて親方は尊敬するところがある。人間性が一番だと思うので、自分もそうなれるように頑張りたい」。親方の心配は必要なさそうだ。
また、春場所は付け人として、霧島の優勝を間近で見た竜鳳。「付き人というか、一緒に戦ってるような感じがした。すごくかっこいい背中を見れたので、自分もこういう人になりたいし、付け人に付いてくれた人にもそういう気持ちになってほしい。すごく勉強になったので、大関がいることがありがたかった」と感謝した。
霧島からは「楽しんでいけよ」といつも声を懸けられるという。「勝負なので、勝ち負けはあると思うが、その勝ち負けを楽しめないとダメなのかなと思う。大関がそう言うなら間違いないと思って、自分もそういう気持ちでやっています」と語った。
