【解説】大の里は苦しんだ分がいい経験になったのでは 優勝できない苦しさは横綱になった人しか分からない
「大相撲秋場所・千秋楽」(27日、両国国技館)
横綱大の里が12勝3敗で昨年の秋場所以来1年ぶり6度目の幕内優勝。大関安青錦との千秋楽相星決戦を突き出しで制した。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は、「やっぱり強いんだよ」と大の里の今後みせる姿にも期待を寄せた。
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大の里は、速く攻めようという気持ちが出ていたね。立ち合い、もろ手突きで一気に前に出て、そのまま突き放した。あれだけ圧力をかけたら、やっぱり強いんだよ。
優勝は1年ぶりか。左肩の故障から何場所も苦しんで、今、振り返ると、それもいい経験になったんじゃないか。何場所も優勝できない苦しさは、横綱になった人しか分からないものだから。
今場所は序盤に悪い癖の引く相撲が一、二番あって、途中からは前に出る内容がよくなった。来場所以降もやってくれると思うし、強い横綱の姿を見せてほしいな。
あとは、今まであまり取り上げていないけど、美ノ海の10番を褒めておきたいね。いつも諦めずに自分の相撲を取り切って、周りは見習ってほしい。土俵に上がっている限り、年なんか関係ないんだ。
