11歳・栗原悠輝がぷよぷよで金メダル eスポ日本初&史上最年少 圧巻15連鎖“貫禄勝ち”「正直めっちゃうれしかった」
「アジア大会・eスポーツ」(26日、愛知県国際展示場)
eスポーツのパズルゲーム「ぷよぷよ」で、日本選手団最年少11歳の小学5年栗原悠輝(東京ヴェルディ)が王者に輝いた。決勝では次々と連続でぷよを消す15連鎖を成功させて韓国選手を圧倒。日本のeスポーツに初の金メダルをもたらし、アジア大会史上最年少メダリストにもなった“神童”は、「めちゃくちゃうれしい」とはにかんだ笑顔を見せた。
11歳とは思えない冷静な判断力と頭脳で頂点に立った。日本のeスポーツに初の金メダルをもたらした日本選手団最年少の栗原は「「(トップアスリートと)同じ舞台で成績を残せてうれしい」と喜びをかみしめた。
前回杭州大会から正式競技になったeスポーツ。「ぷよぷよ」は画面の上から落ちる同じ色の「ぷよ」を4個以上つなげて消すゲームで、立て続けに消す連鎖によって、相手に大量の「おじゃまぷよ」を送ることが、勝負の鍵となる。
10本先取の決勝で、栗原は最大15連鎖を成功。10-2の完勝で観衆を沸かせ、「大連鎖を狙いにいかない方がいいのかなと不安もあったが、しっかり勝てた」と勝負強さを発揮した。
過去の大会でも優勝経験を持つ“神童”。6歳のクリスマスプレゼントでゲームソフト「ぷよぷよテトリス2」もらったのきっかけで、小学2年からは大会にも出場するようになった。大連鎖を得意とし、対人戦で最大18連鎖、単独で19連鎖を達成している。
最近は中学受験を控え、練習を「平日は1時間ぐらい」に削っているが、26日の決勝トーナメントでは解説者が「世界最強の選手」と称するほどのプレーヤーに成長。国もeスポーツの競技力向上に乗り出し、トップアスリートを支援する国立スポーツ科学センターは強化拠点の「Eスポーツラボ」を設置。栗原も大会前にこの施設を利用し、快挙につなげた。
表彰台では小学生らしからぬ落ち着きを見せたが、記者会見では「表情を変えるのが恥ずかしかった。正直めっちゃうれしかった」と打ち明けた。賞金をもらった場合の使い道を問われ「キラキラした物が好きなので宝石を買いたい。青色がいい」と話し、報道陣の笑いを誘った。
◆ぷよぷよ 1991年にコンパイルから発売された落ち物パズルゲーム。現在はセガが展開し、長きにわたって老若男女に親しまれている。フィールドに落ちる同じ色の「ぷよ」を4個以上縦横につなげて消すシンプルなルール。今大会ではPCを用いた1対1の対人戦。ぷよを消すと相手フィールドに「おじゃまぷよ」が送り込むことができる。ぷよが連続で消える「連鎖」をつくると、相手に多くのおじゃまぷよを送り込める。
◆栗原 悠輝(くりはら・ゆうき) 2015年6月18日生まれ。東京都出身。東京ヴェルディ所属。6歳で「ぷよぷよ」を始め、全国都道府県対抗選手権では24年に小学生の部、25年にオープン参加の部で優勝。
