朝乃山 3敗残った 同期美ノ海との3敗対決「負けたくない気持ちだった」 三役復帰へ気合「先を考えず一日一番」

 「大相撲秋場所・12日目」(24日、両国国技館)

 大関経験者の朝乃山が美ノ海との3敗対決を制して9勝目。13日目は結び二番前の最終盤の取組が2年ぶりに組まれ、復活を印象づけた。横綱大の里は関脇熱海富士を下手投げで退け、1敗を守り2差独走。きょうにも優勝が決まる。熱海富士は大関昇進が難しくなった。綱とりに失敗した大関霧島は新関脇藤ノ川に押し倒され6敗目となった。琴桜は欧勝馬を押し出して勝ち越し。安青錦は金峰山を寄り切り、朝乃山、藤ノ川とともに3敗で追う。

 力強かった。朝乃山は相手得意の左前まわしを許しても、ねじ込んだ右を返して切った。胸を合わせ、最後は左まわしを引いて寄り切った。土俵際で左右に振られても問題にせず「落ちついて対応できた。同期なので負けたくない気持ちだった」と胸を張った。

 美ノ海は中学時代から全国区で活躍し、「高校ではほとんど勝っていない」と意識する相手。24年名古屋場所で勝って以来2度目の対戦で、前回はその翌日の一山本戦で左膝に大ケガを負っただけに「あれ以来に戦えた」と喜んだ。

 昨年春場所で三段目から復帰して以降、順当に番付を戻してきた。13日目は熱海富士戦が組まれ、大関時代の豊昇龍と対戦した24年春場所5日目以来、結び二番前に登場する。「国技館で最後の方に取れるのがうれしい」と感慨深げ。やや冗談ぽく「ケガをしないように頑張ります」と気合を入れた。

 懸賞36本と注目の熱海富士戦。以前から目標に掲げていた2桁勝利も目の前だ。「先を考えず一日一番頑張る」とキッパリ。三役復帰という目標に向け、弾みをつけるつもりだ。

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