日本が60年ぶり歴史的金メダル!8連覇中の王者中国を1-2から大逆転撃破!張本智和「日本が中国を超えた、それに尽きる」世界1位王楚欽ストレート撃破など魂の2勝!最後は19歳松島輝空が決めた!【アジア大会】
「アジア大会・卓球男子団体・決勝、日本3-2中国」(24日、スカイホール豊田)
日本は松島輝空(19)、張本智和(23)=トヨタ自動車=、戸上隼輔(25)=井村屋グループ=で挑み、3-2の激闘を制して、1966年バンコク大会以来60年ぶり金メダルを獲得した。8連覇中だった王国・中国の牙城を崩した。
第1試合で世界ランク3位の松島が同1位の王楚欽を相手に激闘を繰り広げた。序盤から力強いバックハンドで王を圧倒し、第1ゲームを11-5で奪取。第2ゲームも11-8で連取し、勝利に王手をかけた。しかし、第3ゲーム、王が反撃。中盤には向かい側の客席で観客がカメラをフラッシュをたく場面があり、松島が注意する場面が。このゲームを9-11で落とすと、第4ゲームは終盤に逆転されて9-11でタイに戻された。
最終第5ゲームは中盤からリードを許したが、執念で8-8の同点に追いついた。しかし、最後は競り負けて9-11で逆転負けとなった。
第2試合は世界ランク4位の張本が同15位の19歳の温瑞博と対戦。第1ゲームを11-7で奪ったが、第2ゲームを8-11で落とし、第3ゲームは11-4で追い込んだ。第4ゲームは終盤に追いついて9-9とすると、さらに2点を連取し、3-1で勝利。1勝1敗とした。
第3試合は世界ランク13位の戸上が同8位の林詩棟と対戦。第2ゲームを戸上が奪い、1-1としたが、そこから林に2ゲームを連取され、1-3で敗れ、崖っぷちに追い込まれた。
第4試合は張本が王楚欽と激突。第1ゲームを劣勢から追いついて11-7で奪うと、第2ゲームは11-4で圧倒。第3ゲームはリードを奪いながら終盤に逆転を許したが、再逆転。11-9で奪い、圧巻のストレート勝ち。2-2で最終戦に持ち込んだ。
最終第5試合は松島が温瑞博と19歳同士の対決。第1ゲームを11-7で奪うと、第2ゲームは5連続失点から巻き返しきれず8-11で落とした。それでも第3ゲームは松島がギアを上げて11-6で奪い、王手をかけると、第4ゲームは11-8で圧倒。3-1で決着を付けた。
世界1位の王楚欽をストレート撃破するなど2勝をマークした張本は「もちろん勝ったことがうれしいですが、本当にまず日本が中国を超えたこと、日本が金メダルを取ったこと、それに尽きると思う。もうこの瞬間を10年、10年以上待って、やっときて本当にとんでもなく嬉しい」と噛み締めた。3人目を終えて1-2と崖っぷちからの大逆転劇に「松島君に回せば勝てると思っていた。僕と王楚欽のシングルの決勝だと思って。その後に松島と温瑞博の決勝があると。シングル2本だと思ってやるし、やってくれという話をした。その通りできた」と、うなずいた。重圧のかかる最終戦を制した松島も「1番で2-0リードから気の緩みが出てしまって、悔しい思いした。最後なんとか勝ってよかった。張本選手が勝つから待っとけといってくれた。勝つ準備だけしていた」と、振り返った。
