17歳大橋信が衝撃の世界新!!「日本開催でいい結果を出せてすごく嬉しい」前人未到4秒台、2分4秒83 大会前にはコロナ感染告白 自身も驚き「4秒は速すぎる」

 「アジア大会・競泳」(24日、東京アクアティクスセンター)

 男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、初代表で17歳の大橋信(枚方SS)が2分4秒83で優勝した。前半100メートルから体1つ分の差を後続に空け、59秒89でターン。そのまま独走した。2021年に佐藤翔馬が記録した日本記録(2分6秒40)を5年ぶりに更新。23年に覃海洋(中国)が記録した世界記録(2分5秒48)も上回った。21日の同100メートルに続き、2冠を達成した。

 2位に3秒84差の大差をつけての独走劇。衝撃的な強さをみせた17歳は「大会前にアクシデントがあって無理かなと思ったんですけど、皆が支えてくれた。今年の夏にあまり良い結果が出なくて、この日本開催でいい結果を出せてすごく嬉しいです。本当に日本開催というのがいい結果を出せた要因。とにかくみんなに感謝したい」と、充実した表情で振り返った。大会前には新型コロナウイルスに感染していていたことを明かし、「4秒は速すぎる。この後、ドーピングで、ドーピングしてんじゃないかと(思われそうで)不安です」と、語った。

 100平泳ぎ予選決勝、男子400メートルメドレーリレー予選決勝、混合400メートルメドレーリレー予選決勝と、計6本のレースを消化して、この日の“本命”200メートル平泳ぎを迎えた。午前の予選は、2分9秒93で首位通過。100メートルのレースが続いていただけに泳ぎの違和感は感じつつも、「9秒でいけたのはよかった。かなり練習の成果が出ている」と手応え。決勝へ向けては「100メートルは頭を入れすぎない、200メートルは入れきって伸びる泳ぎと思っている」と修正点を上げていた。

 五輪2大会連続2冠の北島康介氏は、02年釜山アジア大会の200メートル平泳ぎを世界記録で制し、04年アテネ五輪、08年北京五輪と飛躍した。奇しくも大橋も同じルートをたどりつつある。12年ロンドン五輪を機に、メダルから遠ざかっている競泳ニッポンお家芸の復活へ。“北島2世”が32年ぶり自国開催の愛知・名古屋アジア大会から、ロサンゼルス五輪の金メダル候補に名乗りを上げた。

 ◆大橋信(おおはし・しん)2009年3月5日、大阪府枚方市出身。小学3年から水泳を始めた。専門は平泳ぎ。小学5年の全国JOCジュニアオリンピックカップでは50メートル2位。中学3年の全国大会では100メートル2位(1分3秒83)、200メートル3位(2分16秒84)だった。高校2年の25年の近畿大会で、2分6秒91を記録してブレーク。26年3月の日本選手権では、100メートルで58秒67の日本新記録を樹立した。同年に初のシニアA代表入り。大阪・東香里中を経て、四條畷学園高在学中。趣味はゲーム。家族構成は両親、姉2人、兄1人。169センチ。枚方SS所属。

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