競泳 今福和志 日本新銀メダル快挙の裏話 徹底消毒&短い取材時間の反骨心が原動力「注目されてない…逆に力に」パンパシフィック選手権から帰国

 競泳のパンパシフィック選手権に出場した日本代表が17日、米アーバインから羽田空港に帰国した。1500メートル自由形で日本記録を更新して銀メダルを獲得した今福和志(19)=枚方SS=が取材に応じ、「少しでも満足のいく結果に近いタイム、合宿の成果が出たことはよかった」と実感を込めた。

 昨夏の世界選手権では胃腸炎にかかった影響で調子を落とし、予選敗退。その反省を生かし、今回の遠征は感染対策を徹底した。「体調は本当に気を付けた。ずっとリュックに消毒液に入れて、ご飯の前、トイレの後、レースの前も消毒した。これから塩素につかるのに(笑)」。1500メートルのレースでは中盤に五輪王者のボビー・フィンク(米国)を捉え、最後は逃げ切って銀メダルを獲得。14分42秒59をマークし、自己ベストタイムと日本記録(14分45秒57)を更新した。「本当に素直にうれしい気持ちでいっぱい」とはにかんだ。

 反骨心もあった。遠征前に行われた競泳日本代表の取材会。世界選手権200メートル自由形銅メダルの村佐達也(イトマン東京)は10分、400メートル個人メドレー銀メダルの成田実生(ルネサンス)は15分の取材時間があったが、自分はその半分だった。「僕が座ったら5分か7分ぐらいで終わって、注目されていないなって。逆にそれが力になった。ちゃんと結果を出して、ここに立てるように頑張ろうと思った」。この日の取材時間は、パリ五輪銀メダルの松下知之(東洋大)と同じ12分。結果で報道陣を振り向かせて見せた。

 今回記録した14分42秒59は、パリ五輪では6位相当のタイム。28年ロサンゼルス五輪では、さらに上のタイムを目指す。「14分42秒台は全然戦えない。決勝に“行く”だけになってしまう。2年後には、14分30秒台を切れるように。まだまだ練習していきたい」。来月に開幕する愛知・名古屋アジア大会に向けては「日本開催ということもある。1番を取って応援してくれるみなさんを良い笑顔にしたい」と意気込んだ。

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス