死闘制した安青錦「やり切ったな」と第一声 霧島、熱海富士との優勝決定ともえ戦を制す 1場所で大関で復帰「自分はここで終わる人間じゃないという思いが強かった」
「大相撲名古屋場所・千秋楽」(26日、IGアリーナ)
関脇安青錦が関脇熱海富士、大関霧島との優勝決定ともえ戦を制して3場所ぶり3度目の優勝を決めた。
安青錦は本割では熱海富士に押し出しで敗れた。霧島も琴桜に勝って、3人が12勝3敗で並んだ。
ともえ戦ではまず熱海富士が霧島に勝利。続いて安青錦が熱海富士に本割のリベンジを果たし、さらに霧島にも寄り切りで連勝して優勝を決めた。
表彰式に臨んだ安青錦の息は荒いまま。国歌斉唱後に土俵に上がり、賜杯を受け取った。
優勝力士インタビューでは「ありがとうございます」と言って四方に頭を下げた。三つどもえの死闘を制した心境を「やり切ったなって感じです」と表現した。
安青錦の優勝は大関として初めて迎えた今年1月の初場所で2場所連続で優勝して以来。その後はけがに苦しみ、3月の春場所で7勝8敗で負け越すと、5月の夏場所は左足首の負傷で全休し関脇に転落した。
今場所は左足に痛みを抱えながらも11日目に10勝目を挙げ、来場所の大関返り咲きを決めた。1場所での大関復帰と同時優勝は、自身を含めて過去7人8例目の特例復帰では初。
「けがをしてから休場して、大関から陥落は確定だったので。そこで師匠と来場所は(大関に復帰できる)10番じゃなくて、優勝目指して頑張ろうと言われたんで。ここで優勝できてすごくうれしいです」と話した安青錦。けがに苦しんだ期間については「けがをして関脇まで落ちて。自分自身に悔しさというか、自分はここで終わる人間じゃないという思いが強かった」と思いを振り返った。
