パリ公演で初っ切り披露の朝天舞、塩を粗末にする動きはNG 日本との違いを聞いた【大相撲】
「大相撲名古屋場所・14日目」(25日、IGアリーナ)
西序二段60枚目の朝天舞(45)=高砂=に、朝東(27)=高砂=と二人で6月のパリ公演で披露した初っ切りの思い出を聞いた。
6月13、14日にフランス・パリのアコーアリーナで開催された公演。初っ切りは、相撲の反則等をコミカルに紹介する、巡業ではおなじみの催しだ。公演では初日のみに行われた。
朝天舞は「AIでフランス語を調べて準備しました」と話す。相手にツッコむ際に使う「オーララ(やれやれ…)」、恥ずかしい動作を見せる際に「ジュ・スィ・ジェネ(恥ずかしい)」などを用いて「その二つはお客さんに通じて、ウケが良かったです。お客さんに手を振りながら『パリ娘は美人ばかり』と言うのは、全然伝わらなかったですね」と、照れくさそうに語った。
取組で自身が勝ったと、駄々をこねながら訴える動きに「勝ったのは僕だ」とフランス語を大声で叫んだが「全く伝わらず、ウケなかった。シーンとなっていました」と恥ずかしそうに語った。
パリでは塩が貴重だといい、塩箱の中身を全て相手の頭にかけるような動きにはストップがかかった。また、まげを引っ張って投げる、跳び蹴りなど暴力的な動きにはブーイングが起こったという。ただ、まげを引っ張って投げられた際、自ら画用紙を切って用意したレッドカードを掲げると「お客さんに伝わってウケました」とも語った。
公演側の通訳との連携がややとまどった点、催し時間を少し短くするよう直前で求められたことなど、アクシデントや反省する点もあったというが「海外で初っ切りができて、いい経験になりました」と語った。
この日の取組では飛燕力(押尾川)に敗れ、3勝4敗と勝ち越しを逃した朝天舞。場所後には夏巡業に参加する。「パリでの経験を生かして、夏巡業でも初っ切りを頑張ります」と話していた。
