前代未聞!大相撲土俵入りの最中に警報「火事です!火災が発生」原因はお客さんが多目的トイレ開閉ボタンと勘違い

 「大相撲名古屋場所・4日目」(15日、IGアリーナ)

 幕内土俵入りの途中で前代未聞のアクシデントが起こった。西の幕内土俵入りに続き、東の土俵入りの最中に「火事です。火事です。2階で火災が発生」とものものしい館内アナウンスが流れた。直後に防災センターから「確認します」と、アナウンスされた。

 行司の読み上げ用のマイクが切られ、柝も入れられない中で、お客さんの拍手の中で幕内土俵入りは続いた。続いて柝が入り、警報アナウンスが響く中、大の里の横綱土俵入りが行われた。終了後に防災センターから「確認の結果、火災ではありませんでした。ご安心ください」と、館内アナウンスが流れた。

 続いて横綱豊昇龍の土俵入りの時点では、通常通りに行司の読み上げマイクが流れた。

 土俵に上がる直前に火災報知アナウンスが鳴り響いた宇良は「戸惑いがありましたが、火事じゃなくて良かった」と語った。取組では欧勝馬を上手出し投げで下し初日を出し1勝3敗とした。

 横綱土俵入りを控えていた豊昇龍は「土俵に入る時にあんなアナウンス、僕が初めてじゃないか。ちょっと嫌でしたね。(警告アナウンスが)大きな声で気にしない訳ないでしょ」と語った。取組では美ノ海を突き落とし、連敗を免れ3勝1敗とした。

 なお、主催者によると2階の多目的トイレから1メートルほど離れた火災報知機の非常ボタンを、観客の一人がトイレの開閉ボタンと勘違いして押したことが原因。即座に警報アナウンスが鳴り、行司のマイクが切られ、館内空調が止まるなどの非常モードに切り替えられた。館内カメラでは火災報知機の周囲に異常はなく、職員が現地で確認の上で非常モードは解除された。

 来場者の間で大きな混乱はなかった。関係者は「訓練はしていますが、お客さんが冷静で良かったです」と話していた。

 非常モードの中で横綱土俵入りを務めた大の里は、豪ノ山に物言いの末に軍配差し違え、押し出しで敗れて、金星を配給。1勝3敗と苦しい状況となった。

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