行司が軍配差し違えより恐れることを吐露、木村寿之介と木村元基がトークショー【大相撲夏場所】
「大相撲夏場所・11日目」(20日、両国国技館)
三役格行司の木村寿之介(58)=大島、幕内格行司の木村元基(57)=湊=が敷地内の相撲博物館で行われたトークショーに登場。軍配差し違えよりも恐れる失敗を明かした。
寿之介は「力士とぶつかったことがあるんですけども、それが一番ですね。力士にぶつかると、勝負が変わる可能性がある。勝負に影響を与えることは、まずい」と語った。
元基も「差し違えは自分が悪いだけで、誰も傷つかない」と同調した上で、昨年九州場所の美ノ海と一山本の取組を挙げた。美ノ海が送り出した一山本と接触し、元基は土俵下に転落していた。
元基は「美ノ海関が攻めた流れは変わらなかった。僕は一山本関と一緒に土俵下に落ちたけど、自分の恥ずかしさよりも、もし一山本関が残って美ノ海関に逆転勝ちしていたら…」と振り返った。「差し違えよりも、名前を間違えたり忘れたりするよりも、いけないことだと思う」と語った。
寿之介は「力士は番付が上がるほどスピードが上がっていく。我々は年齢が上がるほど体力が落ちていく。これは反比例だけども、我々は予測して、機敏に動かなければならない」と、気を引き締めた。
寿之介はスクワットで足腰を鍛えることを心がけているという。元基は国技館から埼玉県川口市の自宅まで徒歩で帰った経験があると明かした。ともに足腰には気をつけているようだ。
寿之介は兄が国会議員も務めた元小結旭道山で、息子はプロボクサーでOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の波田大和。同級日本王者の奈良井翼を迎え撃つ防衛戦が、7月4日に後楽園ホールで実施される。寿之介は「チケット購入希望者は私に声をかけてください」と来場者にアピールして、会場を和ませていた。
