【大相撲夏場所展望】武蔵川親方 大の里は今度こそキチンと治してほしい 安青錦も無理はしないで 優勝争いは高安らにもチャンスが
「大相撲夏場所」(10日初日、両国国技館)
大相撲夏場所は10日に東京・両国国技館で初日を迎える。横綱大の里と大関安青錦が初日から休場となる中、デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が展望した。
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大の里が休場か。昨年の九州場所でケガした左肩は、今年になっても良くなっていなかった。これ以上悪くならないように、今度こそキチンと治してほしい。7月の名古屋場所も無理をしないで、治らないならもう1場所休んでもいいと思う。
私も横綱に上がった次の年(2000年夏場所)、左足をケガして全休した。場所前で相撲を取れなくて、治しようがなかった。できないものはできない。深く考えすぎないように、気持ちを切り替えた。
ファンのために土俵に立ってほしい、という声をよく聞く。でも無理に出て、途中で休場する方がファンはガッカリすると思うな。状態が悪くても土俵に上がったら、横綱は勝ちを見せないといけないからね。
安青錦も休場か。このままなら関脇に転落だけど、ケガさえ治れば来場所10勝して大関に戻るのも難しくない。来場所で戻れなくても、今のマジメな相撲を続けていけば、すぐに上がってくると思うよ。6月に大関昇進パーティーが予定されているけれども、無理はしないでほしい。
優勝争いは横綱と大関が軸になるけど、それほど幕内上位で力の差がない。結局は一番調子のいい力士、高安や阿炎らベテランにもチャンスはある。新関脇の熱海富士と琴勝峰は好不調の波が大きいが、うまくいけば楽しみだね。
豊昇龍は横綱に上がってから初優勝のチャンスが、これまでになく大きくなった。昇進してもう1年以上。今場所できなかったら、いつやるんだ、という気持ちで頑張ってほしい。
ケガをしないよう、一生懸命な相撲を見せてもらいたいな。
