阿部詩 パリ五輪反省生かしシード権獲得重要視「のちに自分助けてくれる」世界選手権連覇へ気合「ロス五輪想定して勝ちこだわる」
柔道女子52キロ級で、21年東京五輪金メダルの阿部詩(パーク24)が4日、都内で取材に応じ、連覇のかかる世界選手権(10月、バクー)に向けて「勝ちにこだわりながら、自分の柔道をしながら、ロサンゼルス五輪の想定をしながら、全てを意識して勝っていける大会にしたい」と意気込みを語った。
6月からは28年ロサンゼルス五輪のシード権に関わるポイントレースが始まっていく。24年パリ五輪では、けがの影響で十分なポイントが獲得できなかったため、2回戦で世界ランク1位(当時)のケルディヨロワ(ウズベキスタン)と対戦することになり敗れた。詩は「パリ(五輪)の時は別にポイントがなくても大丈夫だろうと思っていたけど、意外と大切だと感じた。小さくても積み重ねることで、のちに自分を助けてくれるのかな」。2年後の夢舞台で女王の座を奪還するため、一つ一つの大会を大事にしていく。
昨年のルール改正で一本、技ありに加えて有効が追加された。「こけたらすぐ取られる」と警戒しているだけに、最近は「奥(襟)を持って戦っている。こかせたり、有効が取れたりする」と新たな組み手も模索。ルールに適応して活用してくる海外選手への対策の意味合いもあり、「これまでは突っ込んですぐ大外刈りとか、一本背負いとかが多かったと思うけど、今は1回組んでからやりたい。あとは足技の再確認もして、そういう細かい部分が自分を助けてくれるのかな」と見据えた。
今年で26歳。年齢とともにケアの日数を増やすなど工夫はしているが、「柔道の面では感じることはない」と勢いは衰えていない。「五輪は何が何でも取りに行きたい…金メダルを取りたい大会。自分に負けず、何事にも負けずに頑張りたい」。ロサンゼルス五輪での女王奪還へ、まずは世界選手権2連覇で弾みを付ける。
