父親の介護から角界挑戦の21歳「強くなったら稼げる」伊勢ケ浜部屋に入門「やるなら一番厳しいところで」
大相撲夏場所(10日初日、両国国技館)の新弟子検査が1日、両国国技館の相撲診療所で実施された。
大阪市出身の21歳で相撲未経験の則武雄大(伊勢ケ浜)は178センチ、111キロで体格基準(167センチ、67キロ以上)をクリア。中学、高校とラグビーに取り組んだ。卒業後は介護職に就き、自宅では父親の介護を行ってきた。他の介護士の協力で、今春から父親の介護にめどが立ち「以前から挑戦したかった」と大相撲入りを決意した。父親は自身が中学生の頃から、職場での事故が原因で介護を必要としており、母親が中心に行っていたが、高校卒業後は自身が担っていたという。
則武は「どうせやるなら一番厳しいところでやりたい」と、多くの関取を抱える伊勢ケ浜部屋に電話で入門の意思を伝えた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)からは「とりあえず気合だ」と後押しされている。
4人兄弟の次男。当初は家族に戸惑われたというが「今は応援されています」と語った則武。「行けるところまで行きたい。強くなったら稼げる」と親孝行を誓った。
幕下最下位格付け出し資格を持つ大森康弘(22)=追手風=とリ・ビル・クリストファー(22)=雷=ら、運動能力検査通過者を含む受検者11人全員が体格基準をクリア。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。
