熱海富士 新関脇昇進 静岡出身初V&初大関誓った 同県出身では96年ぶり「地元の皆さんの話のネタになってくれたら」
日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の番付を発表し、熱海富士(23)=伊勢ケ浜=が新関脇に昇進した。静岡県出身の関脇は1930年夏場所の天竜以来で、静岡から初の優勝と大関昇進を目標に掲げた。春場所優勝の霧島(30)=音羽山=は、現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降、魁傑、照ノ富士に次いで3人目となる平幕以下に落ちてから大関へ、12場所ぶり復帰した。琴勝峰(佐渡ケ嶽)は新三役で新関脇に昇進。若ノ勝(湊川)が新入幕を果たした。
熱海富士は柔和な表情で「地元の皆さんの、何か話のネタになってくれたらうれしい」と語った。静岡県からは天竜以来96年ぶりの関脇。天竜は1932年に力士が協会にストライキを起こした春秋園事件の中心人物として知られるが「生まれる前のことなので、分からないです」と笑った。
新小結に続いて新関脇に。「全部出し切って元気な姿を見てもらえたら」と活躍を誓った。静岡県から初の優勝、初の大関誕生の期待もかかる。「普段から優勝、大関横綱を目指している。それで結果がついてくればうれしい」と意欲を示した。
春巡業では精力的に相撲を取り、高田川巡業部長(元関脇安芸乃島)から「上を目指して、やる気がある」と評価された。声援が増しているのも実感し「声をかけられることが増えたなと思う。もっと頑張らなきゃ」と気合十分だった。
猛稽古で切磋琢磨(せっさたくま)する伊勢ケ浜部屋の現状。「みんな強くなろうと一丸になっている。たまたま僕が一番上だが、すぐ抜かれるかもしれない。さらに頑張ってみんなで強くなっていければいい」と気を引き締めた。
