新関脇の琴勝峰、琴桜と「早く綱を締めてほしい。大関を通過点に」佐渡ケ嶽親方が弟子のダブル横綱を期待
大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の番付発表が行われ、新三役で新関脇の琴勝峰(26)が、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)と都内で会見した。
新入幕から所要35場所での新三役は、史上10位のスロー昇進(1位は豪風の所要68場所)。琴勝峰は「やっとですね。ちょっと長かった」と少しふがいない様子で話した。2020年7月場所で新入幕を果たし、翌年1月場所では東前頭3枚目まで番付を上げたが、足踏みが続いた。
転機は昨年5月場所だった。右大腿二頭筋肉離れで初日から休場したが、東前頭14枚目で「このままなら十両に落ちる」と、途中出場して6勝を挙げ幕内を守った。「余計なことを考えず吹っ切れた。思い切った相撲が取れた」と、課題だった荒々しさをある程度獲得できたという。翌7月場所は平幕で初優勝を飾った。
佐渡ケ嶽親方は「昇進は嬉しいが遅かった」と弟子に同調。胸から当たる立ち合いに変更させるなどの指導が実った。弟の琴栄峰の関取昇進、埼玉栄の先輩である琴桜の存在も刺激になったと話して「早く綱を締めてほしい。琴勝峰も琴桜も大関を通過点にして、二人で綱を張ってほしい。先代の夢を私は叶えたい」と熱く語った。
この言葉を聞き琴勝峰は「少しでも恩返ししたい」と、落ち着いた表情で話していた。
