柔道 村尾三四郎 無差別Vスルリ…残り12秒逆転負け「国際試合ならそうはしていなかったのかな」全日本独自ルール試合展開に影響

 「柔道・全日本選手権」(26日、日本武道館)

 体重無差別で争われた。決勝は25年世界選手権90キロ級決勝と同一カードになり、同金メダルの村尾三四郎(25)=JESエレベーター=は、同銀メダルの田嶋剛希(28)=パーク24=に敗れ、初優勝を逃した。

 旗判定、足取り、決勝8分、全日本の独自ルールによる普段との心理状況の違いが勝敗を分けた。村尾が3連勝中だった同級のライバル・田嶋に、隅返しで技ありを奪われて逆転負けを喫した。開始から強烈な釣り手で間合いをコントロールして試合を有利に進めたが、終盤までポイントはなし。判定での勝利をより確実にするために技を打ったところ、同時に田嶋も隅返しを放った。もつれるように倒れ込む絶妙な瞬間だったが、技ありは田嶋。残り12秒で逆転負けとなってしまった。

 試合後は表情を変えずに淡々と総括した。「最後、投げにいったがゆえの出来事。国際試合ならそうはしていなかったのかな」と反省しつつ、「技に入るタイミングがかち合ってしまった。価値のある大会で負けてしまって悔しい」と唇を振るわせた。

 決勝は敗れたが、重量級選手と対戦した準決勝までの4戦では、うち3戦で一本勝ちし、自力の高さを証明した村尾。今後は自身の階級に戻り、10月の世界選手権(バクー)に照準を合わせていく。田嶋との再戦の可能性は高い。「ここで失敗してよかったと思えるように」と見据えつつ、「全日本選手権は優勝しないといけないと改めて思った」と無差別Vへの闘争心も燃やした。

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