鈴木桂治監督 ベスト4最重量級わずか1人「3冠貪欲に狙って」現代の重量級選手の特徴指摘「戦いにおいて優しすぎる」
「柔道・全日本選手権」(26日、日本武道館)
日本代表の鈴木桂治監督が決勝後に取材に応じ、大会を総括した。
決勝は、25年世界選手権90キロ級決勝と同一カード。同銀メダルの田嶋剛希(パーク24)が残り12秒で、同金メダルの村尾三四郎(JESエレベーター)から隅返しで技ありを奪って優勢勝ちし、初優勝を果たした。鈴木監督は「村尾選手の鉄壁の釣り手で立ち技も全てさえていた。一方で田嶋選手は泥くさく勝ち上がってきて対照的だった。体力的にも(田嶋が)不利じゃないかな?というこちらの考えを払拭してくれた戦いだった。最後まで諦めない選手が勝つ」と評価した。
一方で100キロ超級はベスト4に太田彪雅(旭化成)のみと、重量級が存在感を示せなかった。鈴木監督は「私が現役の時も井上康生さんと決勝でしたし、でかけりゃ強いというわけではない。重く受け止めるわけではない」と強調。その上で「重量級が情けないというより、もっともっとやるべきことがあるよねと。五輪、世界選手権、全日本選手権の3冠も大きな目標として持ってほしいし、貪欲になってもらいたい。狙えるのは重量級の選手だと思う。ここ数年ないけど『重量級=強い』という柔道界があってもいいのかな」と続けた。
現代の重量級選手ならではの特徴もある。「超級コーチ、監督をして十何年も重量級に携わってきているが、優しい選手が多い。悪いことじゃないけど、戦いの場においては優しすぎるんだよなという選手が多い」と明かし、「今はなかなかタレントがいない。中野、太田、中村、この辺りの選手のケツをたたいていくしかないのかな」と語った。
