古賀ひより128キロ朝比奈撃破 父・稔彦さんと同じ全日本で躍動 堂々3勝4強入りも「優勝目指してた。悔しい」
「柔道・全日本女子選手権」(19日、横浜武道館)
体重無差別で行われ、1992年バルセロナ五輪男子71キロ級覇者の故古賀稔彦さんの長女・古賀ひより(パーク24)が、3勝を挙げた。
初出場だった2025年大会に引き続き、2度目の出場。初戦からいきなり78キロ級を主戦とする3階級上の平野友萌(センコー)と当たったが、残り47秒で送り襟絞めで一本勝ち。足達実佳(大阪府警)との3回戦は、技によるポイントこそなかったが、膝車で相手を倒すなど3-0で判定勝ちした。
準々決勝は今大会最重量128キロで、自身より2倍以上も大きい21年世界選手権女王の朝比奈沙羅(FUKUDEN&GRIP)と激突した。恐れることなく序盤から父をほうふつとさせる背負い投げを連発。「見ている人は父に似ていると思われたと思うけど、自分の持っている技で勝負しようと思った」。上からつぶされても耐え続け、足取りも使いながら攻め手を緩めず、最後は3-0で判定勝ちを収めた。
準決勝は渡辺聖子(警視庁)に敗れ、2度目の全日本は4強。古賀は「優勝を目指していた。悔しい」と悔しさをにじませつつ、「負けては締まったけど持ってものは出せたのかな」と満足した表情も浮かべた。1990年全日本選手権で重量級選手を次々と撃破して準優勝の伝説を残した父・古賀稔彦さんと同じ舞台で、長女も躍動した。
◆古賀ひより(こが・ひより)2000年9月22日、神奈川県川崎市。ものごごろつく前から柔道を始めた。創志学園高進学を機に岡山に移住し、環太平洋大を卒業した。22年全日本学生体重別選手権で優勝し、翌年の講道館杯を初制覇。父は1992年バルセロナ五輪男子71キロ級覇者の古賀稔彦さん。57キロ級。パーク24所属。座右の銘は「うまく行かなくて当たり前」。
