ウクライナ選手・ホルナさんに東京五輪空手銅メダル返還 母国の支援目的にチャリティーオークションに出品
全日本空手道連盟は5日、都内の皆思道場にウクライナ出身のホルナ・スタニスラフさん(37)を招き、21年東京五輪銅メダルの返還を行った。
ロシアから侵攻を受ける母国の支援を目的に、22年のチャリティーオークションに出したもの。出品をニュースで知った同道場に通う生徒の保護者が、「誰かがメダルを落札し、その後ホルナさんに返還するべき」と考え、2万500ドル(当時のレートで約250万円)で落札。そして4年の歳月を経て、自身の手元に戻ってきた。
メダルを受けとったホルナさんは、優しい表情を浮かべながら両手を合わせて深く一礼。「この瞬間がどれだけ貴重で大切なものか想像できないと思う。このメダルは僕の夢だった。この機会をくれた皆思道場の皆さんに感謝したいし、僕の人生においてこの経験は一生忘れることはない」と感慨を込めた。
その後、集まった30人の道場生に特別レッスンを行い、組手の動きなどを細かく指導。約3時間、子どもたちの元気いっぱいの「押忍!」の声と、ホルナさんの笑顔が道場を包んだ。
