把瑠都、豊ノ島、臥牙丸 元人気力士が夢の真剣勝負!解説は若乃花「また輝きたい」「体の不安ある」「相撲が好き」「引退してからモヤモヤ」

 大相撲を沸かせた元人気力士が、再び土俵で真剣勝負を展開する。元力士による1日限りの相撲トーナメントイベント「ヤメ力士超相撲」(6月6日、東京・アリーナ立川立飛)の発表会見が3月30日、都内で開催された。土俵への憧れと口にする一方で勝負師の表情を見せるなど、それぞれの相撲への思いがにじんだ。

 参加する元力士は10人。優勝賞金100万円を目指す。登壇コメントは次の通り。

 豊ノ島(42、元関脇、本名・梶原大樹)「引退してからも国技館に行く機会があって、現役の力士を見ていると本当に輝いているなと思っていました。自分もまた、あんなふうに輝きたいという気持ちが強くなって、今回出場を決めました。

 今は立川で女子相撲のコーチもやっていますし、しっかり動かしてはいます。こういう場でまた土俵に上がれることは本当にありがたいですし、狙うは優勝一択でいきたいと思っています。よろしくお願いします」

 臥牙丸(39、元小結、本名ジュゲリ・ティムラズ)「現役の頃は220キロくらいあったけど、今は145キロくらいまで落ちました。正直、膝のことだったり体の不安もあって、できるかどうか悩みました。ただ、最近は少しずつトレーニングも始めていて、昔お世話になった方々やファンの皆さんにまた会えると思うと、それがすごく楽しみで。負けないように頑張ります」

 松鳳山(42、元小結、本名・松谷裕也)「今は焼肉店をやっていて、日々包丁を握っている生活ですけど、また土俵に関われるのはありがたいですね。現役の時と比べると体重はかなり落ちて、今は100キロちょっとくらいですし、普段はほとんど相撲も取っていません。ただ、対戦相手は現役時代に勝ったことも負けたこともあるメンバーなので、やるからには全員に勝つつもりでいます。自分の持っている技でしっかりひっくり返す相撲を見せたいと思っています。優勝を目指して頑張ります」

 英乃海(36、元幕内、本名・岩崎拓也)「現役中に豊ノ島さんのYouTubeでこの企画を見ていて、すごく面白そうだなと思っていました。引退の報道が出た直後にお話をいただいて、『ぜひやりたい』と思って参加を決めました。ついこの前まで現役でやっていたので、コンディションとしてはまだ動ける状態だと思っています。把瑠都さんも出るということで簡単な大会ではないと思いますけど、しっかり勝ち上がって、優勝を目指していきたいと思っています」

 旭大星(36、元幕内、本名・大串拓也)「引退後も稽古場に顔を出して四股を踏んだりしていて、体はしっかり作ってきました。会見で顔ぶれを見た感じ、英乃海あたりは強そうだなと思いましたけど、それ以外には正直負ける気はしていません。みんなケガやいろんな理由で引退していると思いますけど、その中でも自分はしっかり優勝を狙っていきたいと思っています」

 大翔鵬(31、元幕内、本名チミデレゲゼン・シジルバヤル)「2月に引退して、3月場所を見ていた時に、やっぱり相撲っていいな、もう一回真剣勝負がしたいなと思っていたところに、この話をいただきました。相撲が好きなので、こういう機会は素直に嬉しいですし、やるからにはしっかり勝ちにいきたいです。まだ若いですし体もそこまで変わっていないので、自分が一番元気だと思っています。負けたくない気持ちは強いので、優勝を狙っていきます」

 東龍(38、元幕内、本名サンドゥイジャブ・トドビレグ)「今はかなり体も痩せていて、『大丈夫かな』という気持ちもありますけど、こうして声をかけてもらって、もう一度相撲をやってみたいと思いました。現役時代に対戦してきたメンバーも多いですし、もう一度あの土俵で勝負できるのは楽しみです。あと2ヶ月あるのでしっかり体を作って、みんなに勝てるように頑張りたいと思います」

 大喜鵬(36、元幕内、本名・山口雅弘)「自分は比較的早く引退してしまって、子どもがまだ小さいうちに土俵を離れてしまったので、相撲を取っている姿を見せることができませんでした。今は子どもも大きくなってきて、今回こういう機会をいただいて、『自分の相撲を見せられるチャンスが来た』と思いました。現役時代は幕尻でしたけど、今回は下克上という気持ちで、大関を倒すくらいの気持ちで挑みたいと思っています」

 把瑠都(41、元大関、本名カイド・ホーヴェルソン)「(VTR出演で)「なぜ参加するのかと聞かれたら、やっぱり“相撲が好きだから”というのが一番大きい理由です。引退してからもいろいろな形で相撲に関わってきましたが、こうしてまた土俵に立てる機会をいただけるのは本当に嬉しいです。当日はぜひ会場に足を運んでいただいて、みんなで一緒にこの大会を盛り上げていただけたら嬉しいです」

 豊山(32、元幕内、本名・小柳亮太)「(VTR出演で)引退してからモヤモヤとしていた。新しい夢や目標に向かっていくにあたってこのモヤモヤした気持ちを払拭する機会にしたい。やるからには優勝を目指すので参加力士の皆さん、楽しみにしててください」

 トーナメント抽選が終わると、それぞれが勝負師の顔に変貌した。2回戦で臥牙丸と豊山の勝者と当たる豊ノ島は「引退した力士たちがまた集まって土俵に立てるというのは、本当に貴重な機会だと思っています。現役時代に戦ってきた仲間たちと、もう一度相撲が取れるのは純粋に嬉しいです。トーナメントが決まって、いよいよ始まるんだという実感も湧いてきました。どのカードも面白くなると思いますし、誰が勝ってもおかしくない大会になると思います。自分も出る以上は盛り上げるだけでなく、しっかり勝ちにいきたいと思っています」とキッパリ。

 1回戦で大翔鵬と当たる松鳳山は「対戦相手は現役時代に勝ったことも負けたこともあるメンバーなので、正直どこが来てもおかしくないなという印象です。ただ、やるからには全員に勝つつもりでいますし、優勝しか狙っていません」と語り、臥牙丸は「誰と当たっても簡単な相手はいないと思っていますけど、このメンバーでまた相撲が取れることが嬉しいです。体は万全ではないですが、この場所はこの場所としてしっかりやりたい。結果として勝てるように頑張ります」と誓った。

 1回戦で大喜鵬と当たる英乃海が「トーナメントが決まって、より現実味が出てきました。ついこの前まで現役だったので、その分しっかり結果を出したいですし、勝ち上がっていきたいと思っています」と言えば、同じく東龍と当たる旭大星が「誰と当たるかも大事ですけど、それよりも自分がどう戦うかだと思っています。見た感じ強そうな相手もいますけど、それでも優勝できると思っているので、そこを目指してやっていきます」と決意を口にした。

 大翔鵬は「組み合わせが決まって、いよいよだなという気持ちになりました。自分はまだ若いですし、体も動くので、絶対に負けたくないです。しっかり勝ちにいきます」と話し、東龍は「現役時代に戦ってきた相手ばかりなので、どのカードも楽しみです。久しぶりに土俵に立つので、まずはしっかり体を作って、いい状態で当日を迎えたいと思います」と意欲を示した。大喜鵬は「どんな相手でも、自分の相撲を取るだけだと思っています。子どもに見せるという意味でも、しっかり勝ちにいきたいですし、強い気持ちで挑みたいです」と語った。なお、把瑠都は2回戦で松鳳山と大翔鵬の勝者と当たる。

 当日の解説には元3代目若乃花の花田虎上氏が就任。VTRで激励メッセージを「引退した力士たちが、もう一度土俵に上がって本気でぶつかり合うというのは、普通の大相撲とはまた違った面白さがあります。現役時代の強さだけではなくて、それぞれが今どんな体で、どんな気持ちで相撲を取るのか。“今の相撲”が見られるというのが、このイベントの一番の魅力だと思います。現役時代とは違う立場になったからこそ見せられる相撲や表情があると思うので、そこも含めて楽しんでいただきたいですね」と送っていた。

 実況は元NHKアナウンサーの刈屋富士雄氏が務める。入場券はチケットぴあにて販売中。

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス