飛び込み 金戸凜が日大卒業「大切な仲間たちに出会えた」

 飛び込み女子で、愛知・名古屋アジア大会(9~10月)代表に決まった金戸凜(セントラルスポーツ)が25日、日大を卒業した。度重なる膝のケガに悩まされ、順風満帆ではなかった4年間。それでも同じゼミで水泳部の友人らに励まされながら、諦めずに競技と向き合ってきた。「止まっている時間が長かった4年間。走りきったけど走り続けられなかった」と振り返りつつ、「すごい大切な仲間たちに出会えて自分は恵まれているなと思ったし、この仲間たちじゃなかったら頑張れなかったんじゃないかな」と実感を込めた。

 1年時に出場した22年世界選手権では、3メートルシンクロ板飛び込みで銀メダルを獲得。しかし直後に膝を負傷し、その後は復帰とけがを繰り返しながら手術の回数は両膝で計4度に及んだ。入院中は「どんどん悪いことを考えてしまっていた」と遠い復帰への道に気持ちが沈むこともあったが、その時に支えてくれたのが同じゼミで水泳部の仲間たち。「『きたよ~』って、いつもの日常の感じでお見舞いに来てくれた。明るくなれたし、自分にとって助かった」。自然と心が軽くなり、つらいリハビリを乗り越えることができた。

 24年パリ五輪出場は逃したものの、25年から代表に返り咲き、今月22日まで行われた日本代表選考会では女子高飛び込みで優勝。2年後の28年ロサンゼルス五輪出場を目指しながら、今年は自国開催のアジア大会に臨む。

 「初めてのアジア大会。自国開催でいろんな方が見に来てくれると思うし、成長した姿を見せられるように精いっぱい頑張りたい」

 祖父母、父母が飛び込みのオリンピアンで、親子三代五輪出場の期待がかかる金戸。4月からは東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社に就職する新社会人となる。「(卒業する)寂しい気持ちと、ワクワクした気持ちがちょうど半分ずつくらいかな」。母と選んだ鮮やかな白の振り袖を揺らしながら、新たなステージに胸を躍らせた。

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