実家は熊本みかん農家の新入幕・藤青雲「自分が頑張っても収穫量は変わらないみたいなんですけど」アピールに意欲「愛媛や和歌山に負けないぐらい美味しい」
「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)
日本相撲協会は24日、大相撲春場所の新番付を発表。明大出身で28歳の藤青雲、拓大出身で22歳の藤凌駕=ともに藤島=が新入幕を果たした。
藤島部屋からの新入幕は2023年3月場所の武将山以来。同じ部屋から新入幕2人は2011年11月場所の境川部屋(妙義龍・佐田の富士)以来。藤青雲は「感慨深い。めちゃくちゃ嬉しい」と、藤凌駕は「一緒に上がれて良かった」と喜びを口にした。
23年夏場所で新十両の藤青雲は、右膝の手術で三段目に落ちて復帰し、24年名古屋場所で十両に戻り、コツコツと番付を上げた。昨年九州場所では西十両筆頭で8勝するも、今年初場所は番付据え置きだが10勝をマークし、文句なしの新入幕を達成。「何が足りないのか、自分を見つめ直した。それが先場所の成績に生きたんじゃないか」と胸を張った。
昨年春場所に幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んだ藤凌駕は、丸1年で新入幕を達成。「こんなに早く上がれるとは。上がったからには力を出していきたい」と先を見据えた。
15年ぶりとなる同部屋から2人の同時新入幕。藤青雲は藤凌駕を「出世が早いですし、いい相撲を取る。絶対に抜かれたくない気持ちでやってきている。先場所は間違いなく刺激を受けた」と語った。藤凌駕は兄弟子を「日頃はすごく優しい方。でも稽古になるとガラッと変わって、本当に鬼のよう」と敬意を口にした。幕内で対戦したい力士には拓大の先輩、朝白龍(高砂)を挙げ「大学1年生の時の4年生で、稽古場ではコテンパンにやられてたんですけど、今はもうどうなるかわからないので。もし当たったら負けない気持ちでいきたい」と誓った。
藤青雲は同じ熊本出身の正代、義ノ富士との対戦を熱望。「後輩の義ノ富士には随分先に行かれちゃったので、早く追いつけるように頑張りたい。十両で2回負けてるんで、しっかり力をつけて勝てたらいい」と意気込んだ。
なお、藤青雲の実家はみかん農家。活躍で河内みかんを栽培する家業を盛り上げたい気持ちを問われると「自分が頑張っても収穫量は変わらないみたいなんですけど」と笑いを誘った上で「でも、地元のみかんを全国に伝えられたらいいなと思ってます。愛媛や和歌山に負けないぐらい美味しいと思うので、ぜひ食べてみてください」と呼びかけていた。




