電撃退任のバスケ男子・ホーバス監督「私の旅がここで終わりを迎えた」「私にとって大きな誇り」【コメント全文】
日本バスケットボール協会は2日、日本男子代表のトム・ホーバスヘッドコーチとの契約終了を発表した。協会は「今後の代表強化に関しての方向性の相違によるもので、個人の責に帰すものでは無く、JBAとしての今後の方針に沿って総合的に判断し、契約終了の決定に至りました」と説明。パリ五輪後に表面化した八村塁との確執に加え、54年ぶりの優勝の期待が懸かった昨夏のアジア杯では準々決勝進出決定戦でレバノンに完敗で8強を逃した中、事実上の解任とみられる。今月26日には27年W杯アジア予選中国戦、来月1日には韓国戦(ともに沖縄)が控える中での衝撃の退任劇となった。
ホーバス監督は協会を通じてコメントを発表。全文は次の通り。
「大変残念ではありますが、代表チームのヘッドコーチとしての私の旅がここで終わりを迎えたことをご報告いたします。
この10年間、男女両チームを情熱的に支えてくださったすべてのファンの皆さまに、心から感謝いたします。皆さまの前向きな姿勢、忍耐、思いやり、ならびに温かいご理解は、これからも私の心に残り続け、支えとなるでしょう。
10年前、このような貴重な機会を与えてくださったJBAに深く感謝しています。浮き沈みのある道のりではありましたが、決して変えたいとは思わない、かけがえのない時間でした。ありがとうございます。
スタッフの皆さんへ。これほど献身的なグループと共に仕事をしたことはありません。皆さんのバスケットボールへの愛と知識は本当に刺激的で、支え合い、築いた友情は一生の思い出です。ありがとう。
そして、日本バスケットボールの発展のために全力を尽くしてくれたすべての選手たちへ。皆さんを指導できたことは、私にとって大きな誇りです。皆さんの献身とたゆまぬ努力のおかげで、私たちは多くの成果を成し遂げました。女子チームでの東京オリンピック銀メダル獲得、男子チームでの沖縄でのワールドカップ指揮、そしてパリオリンピック出場権獲得は、その中でも特に誇るべきハイライトです」
ホーバス氏は15年に女子代表コーチに就任。16年リオデジャネイロ五輪では20年ぶりの決勝トーナメント進出を果たし8位入賞を果たすと、21年東京五輪では史上初のメダルとなる銀メダルに導いた。
同年に男子代表ヘッドコーチに就任。沖縄などで開催された23年W杯で48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得。パリ五輪では11位に終わった。
一方でパリ五輪後、NBAでプレーするエースの八村塁がホーバス監督、協会への批判を展開。「練習のやり方、ミーティングも世界レベルではない。協会の上の人たちが世界レベルのコーチという話をしていたが、そもそもその人たちが世界を見たことがない。おかしい。プレーヤーファーストの精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」と主張。協会は「ミスコミュニケーションがあった。重く受け止める」としたが、その後、ホーバス氏の続投を決めていた。





