安青錦、新大関Vの裏で重圧「初日は逃げ出したいと」食べられず、寝られず…師匠・安治川親方が代弁「逃げずに力に変えてくれた」
「大相撲初場所・千秋楽」(25日、両国国技館)
新大関の安青錦(21)=安治川=が2場所連続優勝を果たした。本割で琴桜を破って3敗(12勝)を守ると、前頭四枚目熱海富士(23)=伊勢ケ浜=との優勝決定戦では立ち合いから圧力を掛けられ土俵際まで追い込まれたものの、起死回生の首投げで195キロの巨体を土俵に転がした。新大関場所で賜杯をつかみ、来場所早くも綱取りが懸かる。
師匠の安治川親方(47、元関脇安美錦)は、安青錦の新大関場所Vを審判部の部屋で見届けた。「(本割の)琴桜戦の相撲がしっかり取れていたので(大丈夫だと)。緊張はしたが、よくやってくれました」と胸をなで下ろし、「本人も緊張?当然でしょう。優勝が懸かっていたら。そこから逃げないで、力に変えて相撲を取ってくれた」と目尻を下げた。
新大関として迎えた場所で、事前の行事や取材などから大きな注目を浴びた。当然重圧は大きく、「初日は逃げ出したいと思ったと言っていた。(場所中は)無理して我慢して食べていた。昨日の夜は食べられないと言っていた」と、人知れぬプレッシャーを代弁。千秋楽の朝は「一日一番だから頑張れよ」と心を軽くするように送り出したといい、「ずっと(しっかり)寝られてなかったみたいだから」と様子を明かした。
立場の重みも説いたといい、「大関として話すことは勝ち負けどうこうだけじゃない。(大関らしく)対応するようにと(指導した)。いい勉強になったんじゃないか。(この経験を経た)来場所が楽しみ」と目を細めた。早くも綱取りも懸かってくるが、「今までやってきたことをやるだけ。とりあえず休んで、体を作ってから相撲(の稽古)。いつも通り」と強調した。





