初マラソン日本記録の矢田みくに 昨夏世陸で「自分の中での“当たり前”を取っ払う必要を感じた」リミッター解除で衝撃の快走

笑顔でインタビューを受ける矢田みくに(撮影・中田匡峻)
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 「大阪国際女子マラソン」(25日、ヤンマースタジアム長居発着)

 矢田みくに(26)=エディオン=が2時間19分57秒という初マラソン日本記録の走りを見せ、日本人トップの4位でフィニッシュした。

 昨年の世界陸上女子1万メートルに出場、ここは20位に終わったが「結果はボロボロでしたが楽しかった。世界のトップを見て、自分の中での“当たり前”を取っ払う必要を感じた」と、リミッターの解除を一つのテーマに取り組み、迎えた大会。

 1万メートルのスピードを生かして前半、しっかりと先頭集団で自身の“マラソン適性”を確認、行けるとなって、レースを引っ張るような場面もあった。

 これまでの初マラソン日本最高は安藤友香の2時間21分36秒。その安藤と、練習を共にする機会もあり、その際の助言も今回のレースに生かした。

 「上りや下りで(走り方をアドバイスしてくれた)安藤さんが前にいると思って」その背中を追いかけるイメージが、未知の距離でもしっかりと足を動かせる力となってくれた。

 レース中も笑顔が見えた。初マラソンに向けた練習でも「『楽しい』で終わってたので、(本番は)大丈夫かな?」と少々の不安はあったが、いざ始まると沿道の声援という、トラック競技にはない雰囲気が「キツい中でも幸せでした」と振り返った。

 最終盤。大会2連覇中のエデサらエチオピアの2人と2位争いを展開。結果は及ばなかったが、最後の最後まで粘りきった先に、2時間20分切りのニューヒロイン誕生という“ご褒美”が待っていた。

 大会前まで今後についてトラックか、マラソンか決めていなかった矢田。熊本出身、なにわ路を駆け抜けた火の国のヒロインはロサンゼルス五輪(28年)を「夢じゃなく、目標」と言い切った。

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