丸山希 今季個人6勝目!2位に15・4点差完勝「すごくうれしい」 悪天候で2時間遅れ開始もビッグジャンプで五輪へ弾み
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯蔵王大会」(20日、アリオンテック蔵王シャンツェ)
開幕まで3週間を切ったミラノ・コルティナ冬季五輪代表に決まっている丸山希(27)=北野建設=は101メートル、92・5メートルの合計222・5点で優勝を飾った。第9戦以来となる今季個人6勝目で、12度目の表彰台。11勝を誇るニカ・プレブツ(スロベニア)を抑え、五輪に弾みをつけた。同じく五輪代表に決まっている高梨沙羅(クラレ)は10位。伊藤有希(土屋ホーム)が11位タイ、勢藤優花(オカモトグループ)は13位だった。
雪が渦巻いて舞い上がるほど荒れた蔵王の風をニューヒロインが乗りこなした。悪天候のため2時間遅れの午後6時20分から競技開始。丸山は日が落ちた終盤に登場すると、1本目からぐんぐん飛距離を伸ばし、ヒルサイズに迫る101メートルのビッグジャンプを見せた。着地こそ乱れたが、首位で迎えた2本目はテレマークをしっかり入れて修正。2位に15・4点差をつける完勝で、今季6勝目をつかんだ。
また直近6連勝中を含め、計11勝を挙げているプレブツも上回った。五輪金メダルを争う最大のライバルを抑えた勝利は、大きな弾みがつく。丸山は満面の笑みを見せながら「夏の蔵王の試合で3連覇中。(冬の)W杯で勝つことができてよかった。すごくうれしい」と実感を込めた。
出場が有力視されていた22年北京五輪直前に負った左膝前十字じん帯損傷の大けがから再起。今季はW杯初勝利を含めて3連勝し、一気に金メダル候補に名乗りを上げた。今後は国内3連戦を戦い、夢舞台に調子を合わせていく。「自分のジャンプができるように頑張りたい」と意気込んだ。
