青学大・黒田朝日 ロス五輪内定大作戦 MGC待たず「ベルリンあたりで日本最高記録を」原監督が明かす
第102回東京箱根間往復大学駅伝で、大会新記録で史上初となる2度目の総合3連覇を果たした青学大が8日、東京・渋谷区の 青山キャンパスで優勝報告会を行った。原晋監督(58)は、5区で驚異的な走りを見せたエースの黒田朝日(4年)について、2028年ロサンゼルス五輪への“育成プラン”を明かした。
次なる挑戦は、もう始まっている。箱根駅伝5区で驚異の山上りを見せた黒田。史上初となる2度目の総合3連覇を成し遂げたが、次の目標はさらに大きな舞台だ。ロサンゼルス五輪へ、原監督は既に“朝日育成プラン”を描いていた。
黒田は卒業後、1日の全日本実業団対抗駅伝で初優勝したGMOインターネットグループに所属しながら、引き続き青学大を拠点に原監督の指導を仰ぐ。青学大OBの吉田祐也と同じルートをたどりながらマラソンの道を究めていく21歳は、「世界大会の舞台にも立っているし、追いかける形でできたら」とやる気をみなぎらせている。
指揮官は、ロス五輪には「ファストパス」での出場を目指すと青写真を描いている。「ベルリンマラソンあたりで日本最高記録を狙わせたい」といい、大迫傑(リーニン)が持つ2時間4分55秒を更新させる計画。27年秋に開催が予定されている五輪選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を待たずしての、代表内定を狙う。
ターゲットを確実にクリアするため、段階を踏む。まずは2月1日に行われる別府大分毎日マラソンに出場する予定。原監督は「過度な期待は実はしていない。初出走で2時間6分5秒。同等の記録を出して、『あれはまぐれではなかった』と、しっかり走れるランナーだと見る」。初マラソンだった昨年の大阪マラソンで出した日本学生記録を再現できるかが重要。黒田も「大阪の時よりも良い順位を目標に走りたい」と力を込めた。
箱根は完全に制覇した。ここからは、日本を代表するランナーを目指す。「世界大会は狙っていくべき舞台。チャンスをつくってもらえるのはありがたい。日本記録は目指していきたいと思っている」と黒田。「シン・山の神」は新たな伝説を刻み続ける。
◆黒田 朝日(くろだ・あさひ)2004年3月10日、岡山県出身。桑田中から玉野光南高を経て、青学大の地球社会共生学部に進学した。箱根駅伝には2年時から出走して2区区間賞、3年時は2区3位、4年で5区区間新。25年2月の大阪マラソンで記録した2時間6分5秒は歴代学生最高記録。1万メートルのベストタイムは27分37秒62。165センチ、50キロ。





