17歳、島田麻央が初日本一へ圧巻のSP「達成感ある」“今季世界最高”79・33点で2位 年齢制限で五輪選考外も衝撃の得点 フリーへ「ミラクル起こせるように」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、国立代々木競技場)
26年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会が開幕し、女子ショートプログラム(SP)が行われ、年齢制限のため五輪選考外ながらも初優勝を狙う島田麻央(17)=木下グループ=はISU非公認大会のため参考記録ながら今季世界最高を上回り、自己ベストも大幅に上回る79・33点をマークし、首位坂本花織に0・1点差の2位につけた。
ジュニアで敵なしの17歳が初の日本一を射程圏にとらえた。冒頭のトリプルアクセルを余裕をもって成功させると、続く3回転フリップ、3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプもきっちりと決めきった。SP「ジャズメドレー」をスピード感タップリに演じ切り、最後ははじける笑顔で締めくくった。「ずっとトリプルアクセルに挑戦してきた身として、やっぱり負けられないと思った。緊張してしまうと、縮こまって不安に跳んでしまうけど、今日は緊張していたけど、思い切って跳べたので成功に繋がった。去年は回転不足を取られたけど、今回はしっかり決めて、他の表現も去年よりできるようになった。達成感はある」と納得の表情。21日のフリーに向けて「フリーは『ミラクル』なので、ミラクルを起こせるように」と、自信をみせた。
昨年大会は2位。いよいよ女王の座を狙いにいく。





