坂本花織 五輪切符懸かる最後の全日本へ「楽しみは5%、不安が45%。緊張が50%」GPファイナルから巻き返しへ「ノーミスに限る」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日開幕、国立代々木競技場)
前日練習が18日、会場で行われた。5連覇を狙う坂本花織(シスメックス)は全てのジャンプで着氷するなど好調。本番に向け「楽しみは5%くらいで、不安が45%。緊張が50%くらい」と笑顔で語った。
今季限りでの現役引退を表明している坂本。全日本選手権も最後となる。「シーズンが始まってからここまであっという間に来てしまった。すごく濃い日々を過ごしてきたので、充実してきた感じはするんですけど、もっと充実させるためにこの全日本でもうひと頑張りできたら」と力を込めた。
グランプリ(GP)ファイナルではSPで想定外のミスが出て5位発進。それからの10日間で「自分では予想していない失敗もあった。失敗した時のリカバリーの練習を意識した」と修正してきた。ただ「うまくハマらないことが多かったのでノーミスに限る」と坂本らしく笑った。
GPファイナルで日本人上位2人以内に入ったため、既にミラノ・コルティナ五輪代表へのアドバンテージは持っている。しかし、坂本が目指すのは、優勝して即時内定を得ること。「最終的にオリンピックが決まる。気持ちをもう一つ締めて、取りかかって、ベストな演技ができるように」とした。





