北京超え会心自己ベストの鍵山優真「ヘアセットしてる時、今日いい感じじゃん!ってところから」「自分に足りない1ピースが埋まった」
「フィギュアスケート・GPファイナル」(4日、IGアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年大会2位で北京五輪銀メダリストの鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が22年北京五輪の108・12点を3年ぶりに上回る自己ベストの108・77点で首位発進を決めた。昨年大会銅メダルの佐藤駿(21)=エームサービス・明大=が2位。世界選手権2連覇のイリア・マリニン(21)=米国=は冒頭に予定していた世界初挑戦の4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)からのコンビネーションに失敗し、94・05点で3位につけた。
完璧な演技の後、何度もガッツポーズを繰り出した鍵山。演技後は「ジャンプをすべて降りた時はホッとした」と笑顔。「今日は自分が1番輝いているなというマインドでいた。揺れ動いてしまうマインドなので、今日は自分が1番かっこいいんだというマインドで行った。ヘアセットしてる時、今日いい感じじゃん!てところから入ってました」と照れ笑いで明かし、「北京五輪と近いものがあった。自分に足りない1ピースが埋まった」と、うなずいた。





