大関昇進の口上に四字熟語なし 安青錦「自分が100%理解できる言葉で喋りたかった」

 日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月11日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇安青錦(21)=安治川=の大関昇進を満場一致で決めた。

 ウクライナ出身初の大関は「謹んでお受けします。大関の名に恥じぬよう、またさらに上を目指して精進いたします。本日は誠にありがとうございます」と口上を述べた。平易ながら、横綱を目指す決意が込められた。24日夜に師弟で決めた口上を、前日は猛練習したという。

 定番の四字熟語はなかった。平易な言い回しで、横綱を目指す決意を込めた。

 安青錦は「難しいことを言おうか、シンプルに言おうか。シンプルな方が自分らしいと、親方と相談してこの言葉にしました」と経緯を説明。その上で「自分が100%理解できる言葉で喋りたかった。何か難しいことを言っても、100%理解できないものは、自分には合わない。シンプルで、完全に理解できる言葉にした」と振り返った

 師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は「しっかり覚悟を決めて、さらに上を目指す意味では、いい口上だった」と目を細めた。

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