レスリング 藤波朱理147連勝!2戦連続完勝で日体大V奪還貢献「青春ですね」最後の学生公式戦

 2連勝で優勝に貢献した藤波朱理(前列右から2人目)
 レスリングの東日本大学女子リーグ戦に出場した日体大の藤波朱理
 レスリングの東日本大学女子リーグ戦で日体大が優勝し、笑顔の藤波朱理(右から2人目)
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 「レスリング・東日本大学女子リーグ戦」(23日、自由が丘学園高)

 昨夏のパリ五輪レスリング女子53キロ級金メダルの藤波朱理(22)=日体大=が、57キロ級で2連勝し、中学2年から続く公式戦連勝記録を147に伸ばした。最後の学生公式戦で、19年以来4大会ぶりの王座奪還に大きく貢献した。

 「チームのみんなと目標にしていたリーグ戦で団体優勝がすることができて本当にうれしい」

 神奈川大との1戦目からテクニカルスペリオリティー勝ちを収めると、育英台との決勝では鋭いタックルから開始15秒足らずで2点を奪取。そのまま相手に主導権を渡さず、無失点のまま第1ピリオドで勝負を終わらせた。

 日体大は育英大に2連敗を喫する苦しい立ち上がりとなったが、藤波の白星から3連勝で逆転勝利。「自分で流れを変えてやるんだという気持ちで挑めたし、みんな全力を出し切った」。王座奪還が決まると、立役者は仲間と抱き合い、喜び爆発させた。その後はチームメートに胴上げされ、「青春ですね」ととびきりの笑顔を見せた。

 57キロ級に階級を上げた今季は、U23世界選手権に出場して4戦全勝。28年ロサンゼルス五輪へ向けて好スタートを切った。来季は準地元で開催される愛知・名古屋アジア大会(来年9月)制覇が目標で、その代表選考会は全日本選手権(12月)。階級変更後として初めてトップ選手と対戦することになる。「どこまで通用するのか楽しみ。必ず私が優勝します」と力強く宣言した。

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